MIYAKE DESIGN STUDIO

MIYAKE DESIGN STUDIO

企画開発

ISSEY MIYAKE

1971年にデザイナー三宅一生がニューヨークにてコレクションを発表。身体と布のあいだに生まれるゆとりや“間”の関係を追求した服づくりは、「一枚の布」という思想に貫かれることで、西洋・東洋の概念にとらわれない普遍性を持った衣服へと発展。1本の糸から研究し、オリジナル素材の開発から始まるものづくりは、今日まで受け継がれています。

IM MEN

2021年にスタートしたIM MEN(アイム メン)は、三宅一生の「一枚の布」という思想を男性の身体という視点から捉え、ものづくりの可能性を追求しています。衣服の構造や素材の研究を続けてきたメンバーそれぞれの専門性を活かし、独自の視点による発想と技術を用いて、チームでのものづくりを行っています。互いのアイデアについて議論を重ねながら実験的なプロセスを共有し、技術とデザイン、クリエイションが一体となったものづくりを目指します。

132 5. ISSEY MIYAKE

2000年代初頭より未来を見据えた素材開発と革新的な表現をテーマに、三宅一生が世代を超えて編成されたチームと共に活動をスタート。その成果として2010年にブランドが誕生しました。工学による折りたたみの構造や再生素材の研究を背景に、ブランド名には、一枚の布(1次元)から3次元の立体造形を作り出し、折りたたむことで平面の2次元に、装うことで時間や次元を超えた5次元の存在になるように、との思いが込められています。再生ポリエステル生地を基本素材としながら、天然素材との混紡、植物由来の繊維を配合した素材を開発するなど、環境・社会・生活のよりよい循環を見つめ直すデザインを目指しています。

PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE

1988年にISSEY MIYAKEコレクションで発表した「プリーツ」を発展させ、1994年春夏シーズンから単独ブランドとしてスタート。1本の糸から素材を開発し、「製品プリーツ」という服の形に縫製した後でプリーツをかける技法により、機能性の高いプロダクトとしての衣服が実現しました。軽さ、着やすさ、水洗いもできる扱いの簡便さを備えながら、身体の形と動きに馴染むシルエットを生み出します。イッセイ ミヤケのものづくりのひとつ、製品プリーツとそれを活かす創意工夫による衣服は、現代を生きる人々の着る歓び、着る自由に寄り添います。

HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE

イッセイ ミヤケを代表する技法のひとつである「製品プリーツ」を背景に、着る人の多様性に寄り添う、普遍的で新しい日常着を提案する、2013年にスタートしたブランド。シワにならず、乾きやすく、軽やかな着心地を実現したプロダクトとしての衣服は、身体に馴染み、着る人の個性を引き出します。一定幅に加工されたプリーツの規則性が、アイテム同士の組み合わせの自由度を高め、袖を通す度に、新しい自分を発見できる衣服です。

A-POC ABLE ISSEY MIYAKE

「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」は、作り手と受け手とのコミュニケーションを広げ、未来を織りなしていくブランドです。1998年に発表したA-POCは、服づくりのプロセスを変革し、着る人が参加する新しいデザインのあり方を提案してきました。時代を見つめながら進化を遂げてきたA-POCを、エンジニアリングチームがさらにダイナミックに発展させます。一枚の布の上に繰り出すアイデアは多彩に、着る人との接点は多様に。異分野や異業種との新たな出会いから、さまざまな「ABLE」を生み出します。

BAO BAO ISSEY MIYAKE

2010年秋冬シーズンから単独ブランドとしてスタート。三角ピースを原型に様々なピースを組み合わせ、構成することで形を作り出す、革新的なバッグブランドです。ものを入れる過程で平面から立体となるその幾何学的な造形は、生活の様々な場面で活躍する一方で、フラットな造形そのものは持ち運びやすく機能的で、収納面においても実用性を備えています。ピースの形、組み合わせは様々な可能性を秘めています。バリエーションを増やすと同時に素材の研究開発を行うことで、美しさと驚き、楽しみをもたらす、バッグに対する新しい価値観を提案しています。

me ISSEY MIYAKE

me =“わたし”の生活を快適に楽しむための衣服として、2000年にスタートしたブランド。軽くてコンパクト、イージーケアに長けた、トップスを中心に楽しく自由なアイテムを提案しています。ブランドを代表するストレッチプリーツは、縦と横に細かいプリーツを施すことで全方向に伸縮し、誰もが快適に着られるTシャツ感覚の服として活躍。

HaaT

コンセプトは3つのハート。サンスクリット語でビレッジマーケットを意味するHaaTには、国境を越えてさまざまな技術、素材、美意識が集まります。伝統の手法を今の服に生かしたHEART(心)、そして日本のデザインとインドの手工芸をコラボレートさせたHAATH(手の意味)。ISSEY MIYAKEのテキスタイル・ディレクターとして活躍してきた皆川魔鬼子をトータルディレクターに2000年からスタート。

UP