1970年4月11日三宅一生を中心に設立された三宅デザイン事務所は、社会性と普遍性を備えた衣服を研究・企画する創造の現場です。スタッフは、産地・工場と足繁く協働し、自社工房でも実験を繰り返します。その過程からオリジナルの素材と、革新の技術を生み出し、かつてない方法論をつくり出しています。
つねに時代に寄り添う衣服を創造する三宅デザイン事務所は、個人の創意工夫や研究と共に、チームワークを重んじており、三宅一生の下で学んだ次世代の才能が活躍しています。
また、これまで開発してきた全ブランドの商標権をはじめ、実現した新機軸、独創の意匠に永続的な価値と保護を与える知的財産の保持・管理も三宅デザイン事務所の大きな役割です。さらに、他企業と共同開発契約を結び、衣服だけでなく幅広い分野での企画を行なっています。
人間の身を包む「一枚の布」、という衣服への根源的な問いかけから発想し、それを縦横に展開させることで、現代の人々が真に必要とするもののものづくりを追求すること、それが三宅デザイン事務所の精神です。